あす、あさって「ローラー画」展 バリエーション豊かな世界 宇治の磯部優作さん


《城南新報2018年5月10日付紙面より》
 
 ペンキ用のローラーの線、アクリル絵の具の配色で独自の世界を表現する磯部優作さん(27)の個展「色の世界」があす11日・あさって12日の2日間、宇治市五ケ庄大林の自宅で開かれる。
 障害福祉サービス事業所「宇治川福祉の園」=槇島町=に通う優作さんの創作の相棒は、ペンキ塗りなどで使う市販ローラー。試行錯誤し、自分だからこそできる表現法に巡り合った。
 母・保子さんとの二人三脚の創作活動と作品発表は丸9年続き、同施設での作品展をはじめ、京都市内ギャラリーでの個展も好評を得た。
 母は磯部さんが指差す絵の具、ローラーに付けるスポンジを準備し、絵の具のチューブを手に「今度はどっちいこ?」と提案。程よい力加減で味わい深い線が生まれると「ええ力やな」とリズムを生み、作品が完成すると「オッケー、花丸!」と鼓舞。
 発表作品はどれも人気で、新作即売の展覧会では完売することもしばしば。水を使わず絵の具をのばして得られる独特の立体感、線の重なりと色の混ざり具合が見る者の想像をかき立てる。
 今回も、優作さんの小学時代のクラス担任だった大石貴志子さんが運営をサポート。ここ1年以内の新作10点をはじめ、親交のある作家のフラワー作品も展示。作品販売のほか、ロゴ入りTシャツやエプロン、トートバッグも取りそろえている。両日とも午前10時~午後4時。自宅は大林集会所からJR踏切を渡って、すぐの場所。
 

自作のローラー画を披露する磯部さん
自作のローラー画を披露する磯部さん