新緑が映える山野草 山芍薬など197鉢一堂に 城陽市寺田、神舘さん方


《城南新報2018年5月12日付紙面より》
 
 城陽市寺田尼塚の神舘忍さん(72)方で11日、初夏の訪れを感じさせる新緑が美しい「山野草とお茶花展」が始まり、地元の自然愛好家を中心に、遠くは東京都や山口県からの来訪者でにぎわっている。
 24回目を迎えた今回は、自宅内に60種類197鉢の山野草が勢ぞろい。珍しい山芍薬(ヤマシャクヤク)や馬の鈴草(ウマノスズクサ)をはじめ数多くのシダ類など、神舘さんが丹精込めて育てた希少な山野草が所狭しと展示されている。
 約40年前に、閑静な住宅街が広がる城陽南団地に引っ越してきたという神舘さん。その頃から本格的に山野草を育てるようになり、今では自宅の庭やガレージ内で、生き生きとした種々のランなどを育てている。
 1年ぶりとなる展示に向けて、手書きで600通もの案内状を出して来訪を呼び掛け、まばゆい緑で埋め尽くされた続き間の和室2室と、ハーブ茶を味わいながら歓談できるリビングを一般開放している。
 神舘さんは「毎回、地元紙で紹介いただくことで、地元の来訪者が増え、今では3分の1の案内状が市内の方になりました」とほほ笑む。
 以前は春に『新緑』、秋に『実のなる木』を強調する展示を行ってきたが「もう歳ですので、秋にできるかどうかは分かりません」と話す神舘さん。
 しかし、まだまだ、その腕前は健在で、自宅(毎月第4金曜日・午前10時~正午)と南部コミセン(毎月第2木曜日・午前10時~正午)に開いている2教室に合わせて22人の生徒が通い、自然美を追求する神舘さんの人気は、衰えることはない。
 「山野草とお茶花展」はあす13日(日)までの3日間で、開催時間は午前10時から午後4時まで。来訪者には、香織良いハーブティーを接待。初日は約50人が訪れ、口々に「すごく美しい。心が癒されます。毎年ここに来るのが楽しみ」との声が聞かれる。
 さらに、ガレージでは希望者に対し、種々の山野草を安価で提供。案内状がなくても見学は大歓迎といい、場所など問い合わせは神舘さん方℡52‐7290まで。
 

続き間の和室で山野草を楽しむ来訪者ら
続き間の和室で山野草を楽しむ来訪者ら