十番組奉賛会が巡行 雨中、みこし御旅所へ 宇治神社“神幸祭”


《城南新報2018年5月15日付紙面より》
 
 宇治神社(花房義久宮司、宇治市宇治山田)で13日、例祭「神幸祭」が営まれ、きらびやかなみこしが宇治壱番にある御旅所まで巡行した。
 神幸祭は、祭神の菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の分霊が御旅所に出向き、還幸祭までの1カ月間、町衆と親しむとされる伝統行事。「おいで」の名で親しまれ、宇治神社に近い地区で壱番から十番(九番は欠番)に分かれ、順に奉仕。より多くの市民と祭りを受け継ぐ世代に見てもらいたい―と、6年前から従来の「5月8日」に近い日曜に営んでいる。
 今年は、十番組奉賛会(小山吉彦会長)が担当。最近では、少子高齢化の波が押し寄せ、引き手不足からトラック輸送する年もあったが、この日は同社後援会「桐原会」(久保田勇会長)を含む約30人が合羽を重ね着して前進した。
 みこしを支える長さ約10㍍の長柄2本が宇治川の水で洗い清められ、花房宮司がご神霊をみこしに納め、一行は同神社を出発。あいにくの冷雨に見舞われながらも、絢爛なみこしをけん引。宇治橋を渡って、宇治橋通り商店街を抜け、御旅所へ。中宇治のまちを元気づけた。
 なお、還幸祭は6月10日(日)に執り行う。
 

宇治橋を渡ったみこしが西詰めから御旅所を目指して進んだ
宇治橋を渡ったみこしが西詰めから御旅所を目指して進んだ