香り立つ緑茶発祥の地 宗円生家で新茶まつり (宇治田原)


《城南新報2018年5月15日付紙面より》
 

生家でのお茶のふるまいに会話を弾ませる
生家でのお茶のふるまいに会話を弾ませる

日本緑茶の祖―永谷宗円の生家(宇治田原町湯屋谷)で13日、『新茶まつり』が開かれ、凛とした空気の中に茶文化の香りが漂った。
 地域資源を再認識し、住民らの手で発信しよう―と、10年前に設立された「湯屋谷宗円さんの里づくり会」(谷村稔会長)が主催、永谷宗圓翁顕彰会(安井徳昭会長)が協賛する体験イベント。
 この日はあいにくの雨模様だったが、生家敷地内の茶園では親子らが手摘みを楽しんだのをはじめ、自宅でもできる手軽な製茶方法も伝授し、新芽をレンジで蒸してホットプレートで乾燥させながら加工した。
 また、「美味しい茶は食べても旨い」と、生葉をレンジで1分、刻んで塩をまぶし、ご飯に混ぜ込む「茶飯」も好評。風味の異なる数種類のお漬物が用意され、香り立つふるまい茶とともに、居合わせた参加者たちが盛んに歓談し、心を和ませた。
 新芽の天ぷらにも舌鼓を打つと、永谷家に伝わる焙炉(ほいろ)跡を見学し、宗円の足跡に思いをめぐらせた。
 

やわらかな新芽を摘む親子
やわらかな新芽を摘む親子