ひょっとこ踊り「知って」 活動丸2年…まち元気に 本場・宮崎県日向市へ 広く会員を募る


《城南新報2018年5月18日付紙面より》
 
 「ひょっとこ踊りで城陽のまちを盛り上げよう」。2016年5月の活動開始から丸2年を迎えた『ひょっとこ踊り城陽会』(伊保弘一会長、25人)は、江戸時代の里神楽をルーツとするユニークな踊りを広く市民に知ってもらおう―と、今春の「青谷梅林・梅まつり」でメンバーが実演した模様を、約30分間にまとめたDVDを制作。近く、市役所西庁舎2階の「ふるさと城陽・映像発信コーナー」で上映するほか、希望者に原価1枚500円で頒布することを決めた。
 
「おかめ」、「ひょっとこ」、「きつね」のそれぞれの面、赤い着物に白帯、豆絞りの手ぬぐい姿で踊る風習は、今や宮崎県日向市の無形文化財として継承され、毎年8月に開かれている『ひょっとこ祭り』には、全国から多くのファンが詰め掛けることで知られる。
 ストーリーは、その昔、同市塩見永田地区に「ひょう助(ひょっとこ)」と「おかめ」という夫婦が住んでいた。なかなか子供のできない2人は毎朝、稲荷神社に豆ご飯を供え『子宝に恵まれるように』と祈願をしていると、 あまりにも空腹だった神主が、お供え物の豆ご飯を見つけて、つい、つまみ食いをしてしまった。
 それを見て怒ったお稲荷様が、きつねの姿となって現れたものの、傍らにいた美しいおかめに目を奪われてしまう。そして、おかめの気を惹こうと手招きをしながら踊り始めた。それを見ていたおかめがつられて踊り出し、 心配そうに見ていた「ひょう助」と、この様子をそっと木陰でうかがっていた村の若者たちもつられて一緒に踊った。
 踊りの後、境内が汚れたので、残った1人の青年が竹ぼうきを持って踊りながら掃き清め、みんなの後をついて行く―というもの。
 現地では、子孫繁栄だけでなく豊作祈願、商売繁盛を願う習わしとして熱心に受け継がれ、個人向けコンテストだけでなく、2000人規模の〝ひょっとこパレード〟も行われている。
 府内で活動が盛んなのは、京都市内の祇園、太秦そして城陽市。2年前、設立の中心的役割を果たした伊保会長は、メンバーとともに城陽・宇治市、久御山町などの福祉施設や地元イベントの盛り上げ役として積極的に出演。
 そして今春の青谷梅林・梅まつりで実演した際、NPO法人映像メディアの半田忠雄理事長が、その踊りの様子を撮影。「市民に知ってもらうきっかけに」と、約30分間に編集し、このほど完成した。
 17日には、主要メンバーが市役所を訪れ、伊保会長は「会員は多ければ、多い方が良い。今は城陽と宇治市民が半分ずつぐらい。小学2年生の男の子(8歳)から76歳までが活動しています。腰を振って踊る仕草をすると、高齢者施設のお年寄りは大喜びしてもらえます」と、満面の笑みを浮かべていた。
 練習は月1回・火曜日午後7時からだが「第何週になるかは、寺田コミセンの空き状況で変わる」という。入会金1000円、年会費1000円。赤いハッピと白帯も各1000円程度で購入でき、面は「100均で買ってきてもらってもOK」と気軽に参加できそう。
 8月3日(金)に「日向ひょっとこ踊り」の前夜祭に参加予定。入会など問い合わせは伊保会長℡53‐7709まで。
 

DVDが完成し笑顔の『ひょっとこ踊り城陽会』のメンバー
DVDが完成し笑顔の『ひょっとこ踊り城陽会』のメンバー