水耕栽培真っ赤な情熱 クロスピア8周年に花 (久御山・MVFくらぶ)


《城南新報2018年5月23日付紙面より》
 
 久御山町の交流施設「まちの駅クロスピアくみやま」に、赤いトマトの形をしたユニークな水耕栽培機がお目見えした。町内事業所のグループが自作の装置を改造したもので、27日のクロスピア8周年記念行事に花を添える。トマトやイチゴなど実のなる植物の栽培を目指す。
 
 装置の開発、改造を行ったのは久御山町受注グループ協会「エージィフレンド久御山」の所属事業所でつくるグループ「MVFくらぶ」(駒阪俊博代表、6人)。
 グループは2010年、殺菌効果のあるオゾン発生装置を組み込み、安心・安全な野菜の栽培や収穫ができる箱型の水耕栽培装置を開発した。それ以来、メンバーが自社技術を持ち寄って研究と試作、実験を重ね、これまでに延べ8台の装置をクロスピア1階展示コーナーで紹介してきた。
 新作は、機器の耐用年数が迫っていた6台目の装置を改造した。栽培用の棚を取り外し、市販のトマト型の水耕栽培キットを設置。箱内の発光ダイオード(LED)照明が拡散するようカバーやステンレス板を取り付け、自然に近い栽培環境を整えた。ファンで吸気を取り入れ、小さな虫の侵入を防ぐ仕組みも施した。
 歴代の装置で栽培してきた野菜はサニーレタスやベビーリーフ、バジルといった葉物が大半。今回は種から発芽させた苗をトマト型のキットに植える。まずミニトマトの試験栽培に取り掛かり、イチゴや、ゆくゆくはメロンの栽培もしたい―という。
 グループでは、若い世代に農業のことも見てもらいたいとの願いを込め、装置の開発を手掛けてきた。駒阪代表は「実のある木を育て、皆さんに食べていただきたい」と思い描く。
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 クロスピアくみやまの8周年記念イベントは27日(日)午前10時~午後3時まで。新鮮野菜や洋菓子、たこ焼き、久御山産野菜たっぷりのピザなどの販売、音楽ライブなど多彩な催しを繰り広げる。
 また、フラダンスやキッズダンスのショーも。ステージライブではアーティストVOG(ボグ)が出演する予定。
 

トマト型のキットが組み込まれた水耕栽培機(クロスピアくみやま)
トマト型のキットが組み込まれた水耕栽培機(クロスピアくみやま)