山背古道の魅力、PVで 全国に配信、きょう公開 旅行会社に売り込みも


《城南新報2018年5月24日付紙面より》
 
 城陽市から井手町、木津川市に至る延長25㌔の散策道『山背(やましろ)古道』って知ってますか?。木津川右岸の山際をうねるように歩く、この小径を全国に発信すべく、3市町で構成する山背古道推進協議会(事務局・城陽市)は、プロモーション動画を制作。きょう24日から、無料動画サイト「YouTube」で公開する。
 
 国からの地方創生交付金を活用して制作したプロモーション動画「歴史と自然との出会い・山背古道の魅力」は、鴻ノ巣山散策道や長池の宿場町、青谷梅林の城州白など、沿道の魅力を紹介。
 自然あふれる景観や神社仏閣などの観光スポットなどを5分58秒に凝縮している。日本を代表する観光地・京都と奈良の中間点という立地条件を生かし、旅行会社に売り込むことで「国内ツアー」の一部に組み込んでもらったり、沿線の観光イベントの集客増や活性化につなげたい考え。
 動画では、城陽市側から女性がスタートして水度参道、鴻ノ巣山の散策道、江戸期に宿場町として栄えた長池の旧街道、そして青谷梅林の特有品種・城州白を使った梅酒…など、地域の魅力を大いにアピール。ナレーションはないが、心地よい音楽とテロップ(字幕)で、それぞれのスポットの魅力を伝えている。
 山背古道は、1995年に当時の城陽市、井手町、山城町、木津町の4市町で推進協議会を結成し、1本の散策道につなげて命名。それ以降、毎秋に全行程25㌔を走破する『とことんウオーク』、8年前からは、城陽市と木津川市からほぼ中間点の井手町「まちづくりセンター椿坂」を目指す『春のは~ふウオーク』を実施している。
 『春のは~ふウオーク』は過去8回で計3984人が参加、これまで23回行っている『とことんウオーク』は、最多で821人(2014年度)の参加者が集まっている。
 なお、制作会社に委託したプロモーション動画の制作費は19万9800円。きょう24日から構成3市町や山背古道のホームページから容易にアクセスできるようになる。
 

山背古道の魅力を詳しく伝えるプロモーション動画のワンシーン
山背古道の魅力を詳しく伝えるプロモーション動画のワンシーン

◇マップ、ガイドブック新調 地方創生交付金を活用◇
 
 山背古道推進協議会には、2016年度から5年間、国の地方創生推進交付金が確定しており、昨年度の事業としてプロモーション動画制作のほか、沿道スポット(路上)96カ所へのサイン「山マーク」の設置やスポットに掲げる「タペストリー」さらに探検「マップ」、「ガイドブック」の新調も行われた。
 リニューアルを図ったマップ、ガイドブックとも2万5000部作成。いずれもフルカラー印刷で分かりやすく、山背古道の魅力や沿道の見どころ、伝わる民話などを紹介している。
 すでに3市町の主要公共施設などで無料配布を始めているほか、お茶の京都DMO(京阪宇治駅観光案内所)、JR京都駅構内の「京なび」などにも配架してあるという。
 なお、国からの交付額は16年度397万5000円、17年度522万円、そして今年度から3年間は150万円(単年度)。いずれも事業費の2分の1に充当できるという。
 
◇27日、山背古道は~ふウオーク◇
 
 第9回山背古道「春のは~ふウオーク」が27日(日)午前9時から行われる。
 出発地は、JR城陽駅前と木津川市役所東玄関の2カ所。双方から約12㌔歩いて、井手町のまちづくりセンター椿坂を目指す。
 その途中の城陽市「中天満神社」と木津川市「JR棚倉駅前」には、ほっとコーナーが設けられ、飲み物などを販売。ゴール地点の椿坂では、2市1町の特産品が入ったオリジナルおにぎりも販売される。
 イベントの終了時間は午後2時。事前申し込みは不要で、歩くだけなら無料。参加者全員に、記念バッジがプレゼントされる。
 問い合わせは市商工観光課℡56‐4018まで。
 

一新した山背古道のマップ、ガイドブック、タペストリー
一新した山背古道のマップ、ガイドブック、タペストリー