生涯学習事業が開講 次への挑戦新たな一歩 中央公民館ホール最終年


《城南新報2018年5月30日付紙面より》
 
 久御山町生涯学習事業の開講式が29日、町中央公民館ホールであり、シニア世代を中心に受講生約300人が一堂に会した。ホールは耐震強度不足で今年12月末をもって使用停止となるため、この会場での開講式は今回が最後。式に続いて「いきがい大学」の第1回講座も開かれ、受講生らが三味線の調べや唄などを楽しんだ。
 

ホールで高らかに町歌を斉唱する
ホールで高らかに町歌を斉唱する

同事業は町教委の主催。60歳以上が対象のいきがい大学や、町の風土にふれる「ふるさと教室」などがある。
 このうち、最多の受講生を受け入れる「いきがい大学」は今年度で46回目を迎え、392人が登録。来年2月まで計10回行い、歴史や健康、文化など幅広いジャンルを学ぶ。メーン会場である中央公民館ホールの閉鎖後の来年1、2月の開催場所について、町教委は今後検討していく。
 開講式では受講生と久御山ハーモニーの団員が町歌を斉唱した。
 主催者を代表し、山本悦三教育長は挨拶で「自ら学習する姿は生涯学習の理念そのもの」と受講生の意欲をたたえた。ホールの閉鎖方針を伝え「他の会議室は引き続き使うことができる。不便をおかけするがご理解を」とし、「皆勤賞を目指して学びのスタートを切り、学びを通して豊かで、楽しく、充実した人生を送ってください」とエールを送った。
 来賓の信貴康孝町長は、中央公民館の今後の在り方を巡って議題となっている「現状建物の耐震化」「減築して耐震化」「建て替え」「廃止」の4案と、今年度は各案のシミュレーションを行うことを説明し、「慎重かつ総合的に決めてまいりたい」と述べた。
 引き続き、いきがい大学受講生代表の滝沢泉さん(78)=林=が「いきがい大学を次の挑戦へのステップとして積極、果敢に取り組み、家族はもとより地域社会から信頼される存在になりたい。私たちの学習意欲に対して、温かい指導とご鞭撻を」と決意を表した。
 初回のいきがい大学では、京極あつこさんと京極ゆかさんによる女性津軽三味線ユニット「来世楽(らせら)」が講師で来場。「心も体も元気でイキイキ―津軽三味線と唄で楽しむ故郷の心」をテーマに演奏やトークを繰り広げ、受講生の心をつかんだ。
 

受講生を代表して決意を述べる滝沢さん
受講生を代表して決意を述べる滝沢さん