久御山町新サークル誕生 心と体に響け『銭太鼓』 (中央公民館)


《城南新報2018年6月1日付紙面より》
 
 久御山町の文化サークルとして、島根県の伝統楽器「銭太鼓」のサークルが誕生した。シニアを中心としたメンバーが軽快な音の鳴るバチを手に、心弾む響きを奏でる。町内の文化芸術愛好者の一大文化イベント「町民文化祭」での発表を見据え、和気あいあいと腕を磨いている。
 
 銭太鼓は同県出雲地方に伝わる民俗芸能楽器の一つ。バチの中に入れた硬貨が触れ合う音を利用し、リズム楽器として踊りの伴奏などに使われる。
 町内初の銭太鼓のサークルは、中央公民館で昨年10月に開かれた体験教室をきっかけに産声を上げた。同館と公益財団法人京都SKYセンターの協力で体験教室を企画した田口かすみさん(79)=同町下津屋=が代表を務める。自主グループとして練習を始め、現在は同町9人、宇治市1人のメンバーが活動する。
 練習は、山吹流銭太鼓の山吹一康さん(67)を講師に迎え、基本動作から学ぶ。房がついたバチを両手に持ち、曲に合わせて左右に振ったり、リズミカルに打ち合わせたりする。手首のスナップを利かせてリズムを刻み、目の前でバチを回転させる妙技も。「ドンドン、パンパン、ドン、パンパン」のリズムで体を動かし、最後に「エイヤー、ハイッ!」の威勢良い掛け声で締めくくる勇壮華麗な演奏だ。
 演奏がビシッと決まると「素質あるんちゃうん」、バチを落としても「落としてなんぼ」。山吹さんの大阪弁の指導は温かい。「銭太鼓」の文化を盛り上げようと熱意を抱き、府内外の教室でアドバイスする。
 代表の田口さんは元同僚の誘いをきっかけに銭太鼓を始め、「町内にないものを楽しくやってみたい」と、体験教室の開催やサークル発足に尽力した。念願のサークル誕生を喜び、「リズムがあり、手先の運動も総合的にでき、脳トレにもなる」と銭太鼓の魅力を語る。
 サークルではメンバーを募集している。活動は毎月第2、4火曜日午後1時から。問い合わせは町社会教育課℡45‐3918。
 

バチを回転させてリズムを刻む銭太鼓サークルのメンバー
バチを回転させてリズムを刻む銭太鼓サークルのメンバー