青谷乗合タクシー出発! 多賀口~市役所「乗って」 (城陽市)


《城南新報2018年6月6日付紙面より》
 
 城陽市「青谷方面乗合タクシー」試験運行開始式典が5日、市青谷消防分署前で行われ、地域住民をはじめ、市職員、市議らが公共交通空白区からアル・プラザ城陽、市保健センター、市役所への交通手段の確保を喜んだ。試験運行は火・木曜日の週2回(1日3往復)、年度末まで続けられ、市は『1便3人以上』の乗車人数を一定の目安に11月末ごろ、来年度以降の運行を継続させるかどうか判断する。初日の乗車人数は6便で計21人(1便平均3・5人)と、まずは目標をクリア。幸先の良いスタートを切った。
 

人気の「ちょんまげ運転手」に促され、試乗する増田議長と青谷校区自治会連合会の堀井会長
人気の「ちょんまげ運転手」に促され、試乗する増田議長と青谷校区自治会連合会の堀井会長

同市が「乗合タクシー」を試験運行するのは、青谷地域が初めて。ルートに観音堂、長い地域も含まれているため、市南部の高齢者や幼児が居る若いお母さんの利用が見込まれる。
 停留所ではないが、安全面を考慮して運行開始式典は、青谷分署前の敷地内で開かれ、青谷地域の住民代表や市南部選出の市議、市担当職員らが集まった。
 今西仲雄副市長は「高齢化社会における地域交通のあり方検討有識者会議での協議を踏まえて、乗合タクシー試験運行の運びとなった。公共交通は地域の方々に愛していただくことが大事。1人でも多くの方に乗っていただき、次世代につなげていくことが重要」と、利用促進をアピールした。
 2008年度から繰り返し一般質問でデマンドタクシーの導入を求めてきた増田貴市議会議長は「城陽さんさんバス2路線にかかる市の持ち出しは約5200万円。乗合タクシー(試験運行にかかる市負担額約109万円)なら、ここ青谷地域で成功すれば、いろんな地域に広げることができる」と、費用対効果のメリットを強調しながら〝市民の足の確保〟を歓迎した。
 そのあと、運行事業者・㈲洛南タクシー(大江正泰代表取締役)=久世荒内=の『ちょんまげ運転手』として知られる久江達雄さん(36)のエスコートを受け、増田議長と堀井政弘・青谷校区自治会連合会長(64)が乗車し、タクシーは出発。堀井会長は「乗り心地が良かった。地元の会合で、できるだけ話題に取り上げ、利用者増につなげたい。しかし、地元が求めているのは、あくまでも城陽さんさんバスの運行です」と話していた。
 「青谷方面乗合タクシー」の運賃は1回150円、小学生や身障者は80円。発車時刻は、多賀口バス停が▽10時14分▽12時14分▽14時14分。逆に市役所(東出入口付近)は▽12時36分▽14時36分▽16時36分。
 ルート距離は約6・4㌔。セダン型車両(乗客定員4人)を使用し、満席になった場合、運転手が無線で追加車両を手配。積み残しが出た停留所に15分程度で到着する仕組みとなる。
 「来年度以降の本格運行につなげられるか」の注目が集まる中、市は『1便3人以上』を一定目安に状況を見極め、11月末に「次年度以降、運行を継続させるかどうかの判断を下したい」としている。
 なお、『市役所~アル・プラザ城陽西口』間については、市役所行きは『降車のみ』、青谷行きは『乗車のみ』となる。
 

試験運行開始式典で、タクシーを大拍手で見送る市議ら
試験運行開始式典で、タクシーを大拍手で見送る市議ら