梅雨空のもと音色響く 還幸祭で神輿巡行 (宇治神社)


《城南新報2018年6月12日付紙面より》
 
 宇治神社(宇治市宇治山田、花房義久宮司)で10日、例祭の還幸祭が執り行われ、先月の「おいで」(神幸祭)で宇治壱番の御旅所に奉納された祭神・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の分霊が本殿に戻された。
 従来、御旅所に出向いた祭神の分霊は、還幸祭までの約1カ月、町衆と親しむとされ、宇治神社に近い地区で壱番から十番(九番は欠番)に分かれて順に奉仕。より多くの市民や祭事を受け継ぐ世代に見てもらいたい―と2012年以後、これまで挙行してきた「8日」に近い日曜に営んでいる。
 ここ数年、神輿(みこし)を担ぐ人員確保が困難になる中、京都神輿愛好会のサポートを受けた十番組奉賛会(小山吉彦会長)の担ぎ手約150人が巡行。
 どんよりとした雲が時に雨を降らせる中、御旅所を出発した一行は、宇治橋通りから都計道路に出て【写真】、県通り、本町通り、今内通りを進み、途中〝お練り〟を交ぜながら、市役所や下居神社、善法をぐるりと回り、宇治橋を渡って、川沿いを同神社方面へ。
 道中の無事を祈り、気勢を上げた法被姿の担ぎ手たちは威勢良く進んで、先頭を行くふれ太鼓の「ドン、ドン、カッ、カッ、カッ」という軽快な響きに「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声を合わせ、笛や鈴の音がにぎやかに鳴り響いた。
 同神社境内に到着すると十番組関係者と同神社後援会・桐原会(久保田勇会長)のメンバーが並ぶ中、花房宮司が神事を執り行い、御神霊を本殿に納めた。
 

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