東日本大震災の被災地福島へ 3校の児童・生徒会がヒマワリの種植え (宇治ひろの学園)


《城南新報2018年6月27日付紙面より》
 
 東日本大震災で被災した福島県にヒマワリでエールを送ろうと、宇治市立広野中学校と大久保・大開両小学校でつくる「宇治ひろの学園」の児童生徒が26日、同中学校の花壇にヒマワリの種を植えた。被災地に思いを巡らせながら作業に励み、開花を心待ちにした。
 
 福島県のヒマワリの種を買って育て、採取した種を送り返す全国的な活動「福島ひまわり里親プロジェクト」。若手経営者を中心としたNPO法人「チームふくしま」(同県須賀川市)が販売しているヒマワリの種を各地の「里親」が開花させ、採取した種を送り返す。福島や同じ目的で活動する全国の人々との絆づくり、震災の記憶の風化対策、当地の授産施設での種の袋詰め作業を通じた障害者の雇用創出などを目指す。
 宇治ひろの学園は広野中OBの呼び掛けをきっかけに、3校が連携した小中一貫教育活動の一環でプロジェクトに携わっている。
 放課後の活動に広野中9人、大久保・大開各小から6人が参加。広野中の生徒が紙芝居でプロジェクトの活動を説明した。
 震災初年度からプロジェクトに参画する「のぞみ鍼灸整骨院」(小嶋道範代表取締役)=伊勢田町中山=の小川由智院長(38)が、福島の復興支援で出会った当地の人の「こんなことが日本で起きたことを忘れないで」との言葉を紹介し、「復興はまだまだ。福島頑張れという思いや、色々な気持ちを込めて種を植える―それが復興支援につながる」と呼び掛けた。
 続いて、児童と生徒は正面玄関前の円形の花壇で、指で小さな穴を開けながらヒマワリの種を入れ、土を被せた。
 大久保小児童会副会長の中村愛さん(6年)は「小中交流で貴重な経験ができた。明るい、太陽みたいな花が咲いてほしい」、大開小児童会長の澤田彩乃さん(同)は「色々な交流ができ、ためになった。福島が元気になってくれたらうれしい」。広野中生徒会長の岡本華歩さん(3年)は「みんなで頑張って植えたのでたくさん咲いてほしい。ヒマワリの花を見て他の都道府県も元気になってもらいたい」と期待した。
 児童たちは今後、種の採取も行う予定。
 

協力して花壇にヒマワリの種を植える児童と生徒
協力して花壇にヒマワリの種を植える児童と生徒