「転読大法要」で心願成就 露の団姫さん慈善寄席も (心華寺)


《城南新報2018年7月3日付紙面より》
 

表情豊かに会場を沸かせる露の団姫さん
表情豊かに会場を沸かせる露の団姫さん

「不滅の法灯」ご分灯の寺として知られる宇治市神明石塚の「心華寺」金港辯財天(斯波最誠住職)で1日、大般若六百巻「転読大法要」とチャリティイベントが開かれ、釈迦堂を埋めた老若男女に慈愛と善意、感謝、笑顔の輪が広がった。
 西遊記で有名な三蔵法師が、驚異のお経として世界中に広めたという大般若経を素早く読み上げる時、生じる風にあたると、除災招福、無病息災、学業上達にご利益がある―とされる「転読法要」。
 この日も、たくさんの氏子らが訪れ、斯波住職はじめ、比叡山延暦寺より招いた導師ら7人による読経が響く中、さまざまな願いを込めて手を合わせ、加持を受けた。
 そして、斯波住職が「ビフテキが好物」などとユーモアを織り交ぜ、「過去の幸せに強くこだわらず、前を見て生きていくのがよい」と説いて、一人ひとりに御仏のご加護を祈願した。
 また、天台宗僧侶で落語家の露の団姫(まるこ)さんをゲストに迎えたチャリティ寄席があり、300年前に僧が始めたという仏教落語の一端を披露。よどみない語りとオチに会場は絶え間のない笑い声に包まれた。
 このほか、境内では南天粥の接待、手づくり陶器お絵かき体験やビワキュー施術、星占い、ナンテン粥、抹茶と茶団子の無料接待などがあり、模擬店やバザーもにぎわいを見せた。
 なお、チャリティイベントの収益金は震災復興支援・盲導犬育成に全額寄付される。
 

斯波住職がユーモアたっぷりに説く
斯波住職がユーモアたっぷりに説く