青谷の歴史巡り散策 城州白で梅酒づくり (第49回城陽ウオーク)


《城南新報2018年7月3日付紙面より》
 
 城陽市観光協会(増山晃章会長)の第49回城陽ウオーク『青谷・梅酒づくりと歴史をめぐる』が2日、青谷梅林を巡る3㌔コースで行われた。
 毎年、JR西日本「ふれあいハイキング」に指定されている人気の催し。午前9時30分ごろ、電車で山城青谷駅に到着した参加者らは、駅前に集合したあと、まず歩いてすぐの城陽酒造㈱(島本稔大代表取締役)の酒蔵内で、梅酒の仕込み作業を見学した。
 そのあと、堀井農園(堀井高志さん経営)のウメ畑から龍福寺、中天満宮、中梅林を巡るコースを、午前中いっぱいかけて健康的に歩いた。
 道中は、城陽観光案内ボランティアガイドクラブの紀井豊代表幹事ら3人が参加者した9人を丁寧に誘導。京都市内を中心に、遠くは大阪市や大津市から訪れたウメ愛好家に、青谷の魅力を伝えた。
 昼食後、再び城陽酒造㈱に戻ってきた参加者のうち、希望した人々が同社倉庫前の梅林で大梅「城州白」を収穫。約1・2㌔のウメの実をきれいに洗って、水気を取って爪楊枝でヘタを取り除き、ビン容器に詰め込んだ。
 島本社長が梅酒の作り方をアドバイス。最初にアルコール36度の蒸留酒と糖分を配合した液1・8㍑を流し込み、ビン全体に馴染ませたあと、城州白の実を一粒一粒丁寧に入れていった。
 「半年ほどして実がビンの底に沈んだら、ウメのエキスが出切った証なので取り除いてください。1年ほどすると、味わい深い梅酒に仕上がります」と言う島本社長に、参加者からは「昨年、ここで作った梅酒を、先月から飲み始めました」との声も聞かれた。
 参加者のうち、植松健一さん(79)=山科区=は「梅酒を作ったのは初めて。勉強になりました。ただ、城陽酒造には3月の酒粕詰め放題、5月には絞った後の梅の実をもらいに来たので、今年早くも3回目です」と笑顔で話していた。
 梅酒は3年ほど熟成させると、さらにおいしくなるといい、来年は6月下旬ごろに早めて、このウオークを行う予定。
 

大粒の城州白で梅酒づくりを楽しむ参加者たち
大粒の城州白で梅酒づくりを楽しむ参加者たち