ボクシングで開く未来 防衛ロード突き進め! (WBC世界ライトフライ級王者拳四朗さん)


《城南新報2018年7月8日付紙面より》
 
 BMBジム(宇治市宇治里尻)所属のプロボクサーで、WBC世界ライトフライ級チャンピオンの拳四朗(26)が5月に3度目となる防衛に成功。以来、地元内外での祝勝会は30回を超えるが、合間にランニングを欠かさずコンディショニングに余念がない。
 芽生え幼稚園から久世小学校、東城陽中学校へ。3年生の夏、奈良県内の強豪校へ進学を目指してボクシングを始め、奈良朱雀高校、関西大学時代の部活動では中心選手として活躍し、2013年秋の東京国体成年ライトフライ級で優勝するなど輝かしいアマ実績を誇る。14年8月、プロデビューを飾った。
 その後も順調に日本、OPBF東洋太平洋のタイトルを獲り、遂に世界の頂点に。父・永さん(日本ミドル級、OPBFライトヘビー級元王者)と美酒を味わった。
 前王者のガニガン・ロペス(メキシコ)との再戦でも2R早々に相手のみぞおちに右ストレートをヒットさせて圧倒し、パワーや切れ味アップを多くのファンが感じ取った。
 「ボクシングは仕事。収入源」と割り切る。小学生時代はサッカー、中学でテニスを始めるも、高校進学を目的にボクシングに専念。素直な性格で努力を怠ることなく、父から譲り受けたセンスを花開かせた。
 「海外や東京は、スパーリングの相手も豊富」と、フィリピンを訪れた前回と同じく、出稽古中心に実力を伸ばす心積もり。「30歳すぎ?限界まで戦いたい。ボクサーの寿命は短い。それまでなるべく名を売りたい」と声を強める。
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 リングはもちろん、衆目を集める場でも、肩ひじ張らず、常に自然体のチャンプ。念願のゴールデンタイム全国テレビ生中継で圧巻のKOシーンを披露し、同階級で抜けた存在になった。
 いつまでも〝素顔のまま〟のチャンプで、防衛ロードをひた走ってほしい。プロ戦績は13戦13勝7KO。