《城南新報2018年7月18日付紙面より》
宇治市五ケ庄広岡谷の宗教法人庚申会・龍神総宮社(辻本公俊祭主)で15日、「立祖夏季大祭」が執り行われた。
辻本源治郎・先代祭主が国家安泰、民族繁栄、人類安寧を祈り大御心を受け、庚申塚龍王神祖神様が、ここ龍神総宮社に御降臨し御鎮座した大変、意義深い日にちなんだ大祭。聖域では、多くの信者が尊い生命への感謝の意を込めて黙祷し、人と自然との調和を願った。
また、政財界からは、安藤裕(自民)・山井和則(国民民主)・泉健太(同)各衆院議員や山本正宇治市長、村田正治府議会議長、前波健史府議(自民)、坂下弘親宇治市議会議長、山本哲治・宇治商工会議所会頭ら来賓も多数列席し、玉串を捧げた。
聖域内の温度計は38・7℃を示す記録的猛暑の中、祭主の配慮で休憩を挟み、着帽を呼び掛けながら式典は進行した。
豊田連絡所の平松夏美さんが感謝文を奉上し、安藤衆院議員が「龍神総宮社の教えに基づき、3つの心を胸に刻んで日々、生活していきたい」と述べ、山井・泉衆院議員も「素直な心、感謝の心、慈愛の心」の大切さを説きながら祝辞を添えた。
そして、山本会頭の発声で乾杯。聖地を訪れた人々は、ありがたく御神酒を口に運び、体を清めた。
また、庚申塚龍王神祖神、白姫龍王神大神、さらには天上より降臨した天主天帝、皇徳尊龍王庚申天王をはじめとする天上界の多くの神々が祭主と一体となり、「天上一願成就日」の大護摩奉上では、魂のこもった祈りが捧げられた。
締めくくりには、聖地で暑さを吹き飛ばす龍神みこしが「ワッショイ、ワッショイ」と元気な掛け声とともに巡行。無病息災の御祈祷「開運そうめん」無料接待や「福餅」授与も行われた。