TOWAで名人が指南 宇治茶ムリエになろう 猛暑には「熱湯氷出し」を


《城南新報2018年7月20日付紙面より》
 

企業・振興局・町・茶業界のトップが「おいしい」ひとときで和む
企業・振興局・町・茶業界のトップが「おいしい」ひとときで和む

「お茶する生活」の普及・定着に向けて京都府が開催している「宇治茶ムリエ講座」が19日、世界最先端をフィールドにする半導体パッケージングのソリューションカンパニー・TOWA㈱で行われ、農林水産大臣賞9度獲得、天皇杯も手にしている宇治田原町の茶づくり名人・下岡久五郎さんが茶文化の奥深さを指南した。
 生産拠点を宇治田原工業団地に置くTOWAの岡田博和代表取締役社長は同町出身。
 この日、京都市南区の本社で開かれた講座には、西谷信夫町長と府山城広域振興局の岡本圭司局長も駆け付けた。
 まず、日本茶インストラクター&アドバイザーが、同社の従業員約30人においしいお茶の淹れ方などを指導。
 下岡さんは「お茶に含まれるテアニンは頭を活性化させる」と、仕事の合間には最適の飲料であることを紹介し、「動物性の肥料は味を良くし、植物性の肥料は香りを良くするが、味と香りのバランスが重要」と生産技術の神髄を伝えた。
 そして最後は、夏にもってこいの冷茶「熱湯氷出し」術を実践。
 宇治田原町の地下水で作られた㈱エフケイの氷を急須に入れ、その上に玉露の葉をたっぷり、そこに少量の熱湯をゆっくりと注いで待つこと3分。
 極上の一服に、参加した営業業務部の河村友美さんは「表現が難しいほどの深い味。いま、会社で出している水出しの煎茶との飲み比べもしてみたい」と笑みをこぼした。
 宇治茶ムリエ講座は企業、一般府民、イベント向けの3コースがあり、開催希望者は京都府の「京都山城・宇治茶の郷」ホームページ(http://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/)から申し込むか、府山城広域振興局農林商工部企画調整室農業・宇治茶振興担当(℡21‐2392)まで問い合わせること。
 

熱湯氷出しの冷茶づくりにチャレンジ
熱湯氷出しの冷茶づくりにチャレンジ