あす、あさって文パル城陽 心模様描く「七人の茶無頼」 宇治茶の郷〝市民劇〟 (山城こみねっと)


《城南新報2018年8月10日付紙面より》
 
 宇治茶の郷の市民劇『七人の茶無頼(さむらい)』があす11日と12日(日)の両日、文化パルク城陽で上演される。地元在住の小学生~60代までの市民有志がステージを所狭しと駆け回り、宇治茶にちなんだ演劇を繰り広げる。ふれあいホールロビーでは、宇治茶の振る舞いを行う。11日は午後7時から、12日は午前11時と午後4時からの3回(上演時間は1時間45分)。
 

フィナーレの全員合唱とダンスシーンの練習に励む年代さまざまな出演者たち
フィナーレの全員合唱とダンスシーンの練習に励む年代さまざまな出演者たち

演劇を通して地域や教育活性化を目指す伊勢田町のNPO法人「山城こみねっと」(坂巻修理事長)が主催する。同法人は、2009年の設立当初から、地元特産の宇治茶にこだわった演劇を手掛け、今年も小学生~60代まで幅広い年代の出演者約30人が集まった。
 大橋敏裕理事を中心に立ち上げた同法人は、地元小学校やイベントで公演を続け、12年に「えんげきスタジオVIVO」「ワークスタジオVIVO」を開講。小中学生のコミュニケーション能力向上と人間形成に力を尽くし、お茶の淹れ方の手順を分かりやすく手ほどきした動画配信など普及活動に励む。「市民劇」は、前身団体時代の05年以降、継続開催し、今回から「宇治茶の郷の市民劇」をうたう。
 昨年までの宇治市文化センター大ホールから文パルふれあいホールへ会場変更。舞台と観客を近づけ、いきいきとした掛け合いやダンスをより感じてもらうことにした。
 前身「しんせんユニット」から活動に携わる星翔三さん(大橋理事本人)が脚本、演出。足利将軍(室町)時代、宇治に誕生した七名園をテーマに、茶師たちが巻き起こす騒動を面白おかしく描く。「識る・楽しむ・感動する」を合言葉に、軽妙な展開の中で心響く人間ドラマを見る者の胸まで届ける。
 茶の香かおる舞台セットや、エンディングの全員合唱とダンスも見どころ。「わくわくkyoto」所属のダウン症の子供らが躍動するシーンもすっかり定着している。
 高校生の時以来、5年ぶり2回目の出演となる京都文教大学3年の平山駿介さん(21)は、「いろんな人の恋心が交差する。キャストの心の動きを楽しんでほしい。ラブストーリーと捉えている」と観覧を呼び掛ける。
 両日ともロビーでは、宇治茶の振る舞いがある。開演時間は、11日午後7時、12日午前11時・午後4時で、開場は30分前。入場料は、一般当日1500円(前売1000円)、高校生以下当日800円(同500円)。前売券は、文パル1階総合受付で販売中。当日に前売料金でチケットを手渡す予約方法もある。「こみねっと・市民劇」でウェブ検索を。問い合わせは同法人℡46‐1699まで。
 

恋をめぐる人間ドラマをいきいきと表現
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