山城こみねっと文パル城陽で初公演 出演者と観客近く、手応え コミカルに宇治茶の郷の市民劇


《城南新報2018年8月15日付紙面より》
 
 演劇を通して地域や教育の活性化を目指す宇治市伊勢田町のNPO法人「山城こみねっと」(坂牧修理事長)は11、12日に、文化パルク城陽ふれあいホールで「識る・楽しむ・感動する」を合言葉にした宇治茶の郷の市民劇『七人の茶無頼(さむらい)』を上演した。
 2009年の設立当初から、山城特産の宇治茶にこだわった演劇を手掛けている同法人。毎回、宇治茶にちなんだ独創的なオリジナル劇を考案している。11回目の今回、会場を昨年までの宇治市文化センターから変更。より観客に近い場所での上演となった。
 参加者は地元在住の小学生~60代までの市民有志ら約30人で、これまでの出演回数も「毎回」「○年ぶり」「初参加」とまちまち。今年5月から4カ月近く、週2回の厳しい練習を重ね、レベルを上げてきた。
 今年は足利将軍(室町)時代、宇治に誕生した七茗園をテーマに、茶師たちが巻き起こす騒動をコミカルに上演した。前身「しんせんユニット」から活動に携わる星翔三さんがイギリスのシェイクスピアの着想を茶師の物語に替え、自由に創作したもの。軽妙なテンポで劇は進み、思わず笑ってしまうシーンが何度もあり、「わくわくkyoto」に所属するダウン症の子供らも躍動した。
 例年よりも多い3回上演となり、星さんこと大橋敏裕・同法人理事は「何回も演じることで力がつけられる。今回から観客との距離が近くなり、出演者がお客さんの雰囲気を感じることができた」と手応え。来年以降も同ホールで開き、出演者と観客の目線を同じにして、相乗効果を目指す。
 このほか、ふれあいホールロビーでは、宇治茶レディが冷茶をサービスした。
 

迫真の演技で観客を魅了する出演者ら
迫真の演技で観客を魅了する出演者ら